盛岡西ロータリークラブ会長コラム(23年7月~24年6月)

第42回例会 会長あいさつ「盛岡西北ロータリークラブで卓話をしてきました」(2024年6月6日)

今年から再び盛岡西ロータリークラブの会長となりました。 会長挨拶をホームぺージでもご紹介いたします。

第40回例会は開運橋花壇での掃除会、第41回例会はみちのくみどり学園のふれあい会でしたので、今日は第42回例会になります。

5月25日の開運橋花壇(新土手つつじ園)の掃除、苗植えに参加した皆さん、お疲れさまでした。

また5月26日のみちのくみどり学園のふれあい例会の参加の皆さん、お疲れさまでした。当日は天気がとても良く、魚摑み取りの頃には魚がヘタバッテしまいました。そのため、子ども達は例年に比べ、魚を捕り易かったようです。ビニールプールのなかで転んでしまう生徒はいませんでした。

生徒による太鼓演奏もとても迫力がありました。お礼に小さい生徒さんが書いた絵皿を頂き、充実した半日でした。

6月1日、高橋会員から頂いた楽天対ヤクルトの試合を観に、初めて仙台市の楽天球場(モバイルパーク宮城)に行ってきました。私がスタジアムに着いた時には、すでに試合前のイベントが行われており、球場全体が盛り上がっており、先に着いたヤクルトファンの事務所の大越大輔弁護士が楽しんでいました。頂いたお席は飲み放題となっていて、係の女性が生ビールやチューハイ等の注文を取り、その場で大きな紙コップやプラスチックのグラスに直接注いでくれていました。私もつい生ビール2杯の他、ハイボールや熱いココアまで頂きました。

球場内の座席だけでなく、売店の周りにあるテーブルにもたくさんの人がいました。球場の外でも露店で賑わっていました。さすがに人口のある仙台のテーマパークだけのことはあると思いました。

さて、今年度の当クラブの活動の目玉として、盛岡7ロータリークラブの会長全員に卓話に来て頂きました。各会長が来訪したときのスマイル募金はほぼ100%だったと思います。

昨日(6月5日)、盛岡西北ロータリークラブから、そのお返しとばかりにメトロポリタンホテルの例会の卓話に招待されました。弁護士会の話をしようかとも思いましたが、それでは当たり前すぎるので、数年前にまとめた「いわてのジャズ」をリメイクして「いわてのJAZZ(早わかり編)&私とジャズ」というタイトルにしてみました。以前まとめたのは2016年の「いわてジャズ」の前座イベントでした。それから8年が経過し内容をアップデートにすると共に、「私とジャズ」と題してジャズの自分史も加えてみました。

最近の盛岡ブームの中で、「開運橋ジョニー」がニューヨークタイムスに取り上げられ、日本独自のジャズ喫茶文化を体験しようと海外からの音楽ファンが増えたそうです。先日はタモリさんも訪れ、ジョニーが「タモリステーション」にも出ていました。西北ロータリーの皆さんも、ジャズブームは知っていても、いまさら聴けない岩手のジャズ事情を聴けたとスマイル報告でも触れて頂きました。この卓話は好評だったようなので、時々手直しして育てていきたいと思っています。

昼例会としては最後になる6月20日には、ゲストスピーカーとして、ジョニーの照井顕さんをお迎えする予定ですので、楽しみにしていて下さい。

ところで、会長挨拶でもたびたび触れている朝ドラ「虎と翼」がいよいよ戦後の民法改正に入ってきました。戦後の民法改正の焦点は親族、相続のいわゆる家族法の分野になります。テレビでも「家」制度を巡っての論議が行われています。弁護士の仕事をしていると、今の民法が当たり前のこととして扱っていますが、なるほど新憲法制定と並んで、家族法の改正も熾烈を極めたことを思い知らされます。

起草者の一人の我妻榮先生は、明治民法における家族制度は、①「家」という法律的枠を決めること、②戸主という「権力者」を中心におくこと、③全財産と祖先祭祀を継承する単独家督相続、の三要素によって構成されているが、これは現実の家族生活や社会状態と大きく遊離している。「家」という枠組みは最早戸籍上の存在に過ぎず、戸主権の濫用が多発し、家督相続制度は都会生活者にとって甚だしく公平に反するとして、明治民法に現れた「戸主及び家、家督相続という制度を廃止する」とにより、「民主主義的な原理に立脚した家族制度は却て美しく発展するであろう」と主張しました。改正要綱の起草者たちは、明治民法の「家」に関する規定をすべて削除した後の、それに代わる新たな家族制度、夫婦関係や親子の関係を詳しく明示することは、それぞれ起草者の考え方が違うので立法化作業は難しかったようです。起草者達の会議で、寅子一人だけが女性だったというのも問題でしたね。

このあたりの論争は、最近の共同親権の動きとも関わってくるので、朝ドラを見続けたいと思っています。

これで会長挨拶を終わります。

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