盛岡西ロータリークラブ会長コラム(23年7月~24年6月)

第4回例会 会長あいさつ「四つのテスト」を復習しよう (2023年7月27日)

今年から再び盛岡西ロータリークラブの会長となりました。 会長挨拶をホームぺージでもご紹介いたします。

 

「四つのテスト」を復習しよう

皆様のお手元に、四つのテストの小さな紙を配布しました。

例会の最後に毎回斉唱しているおなじみの四つのテストです。入会当初は、誰でも、この四つのテストがロータリー会員の行動指針であると肝に銘じていますが、何年も経つと、惰性で歌っているということがあるかも知れません。そこで、新年度の始まりの月に、今一度四つのテストを見直したいと思います。

 

四つのテスト

(原文)

THE FOUR-WAY TEST

Of the things we think, say or do

1) Is it the TRUTH?

2) Is it FAIR to all concerned?

3) Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?

4) Will it be BENEFICIAL to all concerned?

(和訳)

四つのテスト

言行はこれに照らしてから行うべし

真実か どうか

みんなに公平か

好意と友情を深めるか

みんなのためになるかどうか

 

この四つのテストの創案者はハーバート J.テーラー(ハーブ)というやり手で卓越したセールスマンでした。ハーブは1930年代に自社の諸事決定の指針として、四つのテストの原案を作り、実践することによって、会社の立て直しに成功しました。1942年、当時の国際ロータリー(RI)理事のシカゴのリチャード・ベナー氏が、ロータリーもこのテストを取り入れるべきだとの提案をし、RI理事会は、1943年1月にベナー氏の提案を承認し、四つのテストを職業奉仕プログラムの一つの構成要素としました。その後、このテストは、今日では四大奉仕部門のすべてにおける不可欠の要素として認識されるに至っています。四つのテストの著作権は、ハーブが会長となったロータリーの創立50周年記念にあたる1954-55年度にRIに移譲されました。詳しい経緯については、ロータリーの友のHP上にありますので、興味のある方はご覧になってください。

 

真実かどうか Is it the TRUTH?

―真実は不変であり、時代を超越するものです。真実は正義なくしては存在し得ません。

みんなに公平か Is it FAIR to all concerned?

―激しくやり合うビジネス手法に代わり、公平さを取り入れたビジネスは、お互いの関係を傷つけるよりも、その関係向上に役立ってきました。

好意と友情を深めるか Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?

―人は生まれながらにして、他者と協力して生きていく存在であり愛情を示すことは生来備わっている本能です。

みんなのためになるかどうか Will it be BENEFICIAL to all concerned?

―この項目は、食うか食われるかを原則とする無慈悲な競争を排除するものであり、それに代わって建設的で創造的な競争を導入するものです。

 

当たり前のように歌っている4つのテストですが、掘り下げれば、ロータリーの歴史や哲学、理念がぎっしり詰まっているようです。

原文を頭のどこかに置いて、今日も例会の最後に四つのテストを歌いたいと思います。

以上で、会長挨拶を終わります。

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