バイクでの交通事故の特徴について
1 バイク事故の特徴
バイク交通事故に遭われてしまうケースもあります。
同じ交通事故であっても、四輪自動車に乗っている場合の交通事故であれば、シートベルトやエアバックなど、車両に付随する安全設備によって被害を和らげる対策が施されているため、重症を負うリスクは軽減されています。
しかし、バイクでの交通事故の場合には、運転手や同乗者は頭部以外を守るものが無いため、被害が大きくなりやすいのが特徴です。
例えば、ちょっとした接触で、バイクが横転してしまい、運転手が投げ出されてしまうことや、四輪自動車と衝突してしまったために、何メートルも飛ばされてしまうこともあります。
その結果、バイク事故の場合は骨折を伴うことが多く、死亡事故に至るケースも少なくありません。
幸い傷が治ったとしても、事故の傷跡が顔や身体に残ったり、手術をしても手足に機能障害が残るなど、より重い後遺障害が認定されるケースもあります。
さらに、乗用車での事故に比べ、入通院ともに長引くケースが多いため、賠償金額も高くなる傾向があります。
その上、比較的若年の方がバイクに乗って事故に遭うことが多く、後遺障害が残った場合は労働能力の喪失期間が長いために逸失利益が多額になる傾向もあります。
2 適切な対処の重要性
このような重大な結果が生じる危険の高いバイク事故では、後遺障害等級の認定や賠償金額の多寡は、交通事故被害にお遭いになられた方のその後の生活に大きく影響します。
そこで、少しでも事故後の生活の負担が軽減できるように、まずは交通事故に詳しい弁護士にご相談をして頂き、適切な後遺障害等級認定の獲得と、適切な賠償金額を得るためのサポートを受けられることをお勧め致します。